会員の声
長年、統合失調症と戦い続けているKさん
Kさん
僕は統合失調症という病と7年前から今もなお闘っています。
過去には統合失調症、そこからくる被害妄想で人への恐怖や不信感から僕は人を憎んでしまっていた時期もありました。
被害妄想というのは誰かが自分を監視している、誰かが自分の悪口を言っているなどというそれだけでも人に不信感を抱いてしまうものでした。
この病気の恐ろしいところは、本人はそう思いたくなくても本気でそう思い込んでしまうところです。
7年前からその被害妄想に苛まれ、人と会うことを拒否し、家に引きこもってしまうほどでした。
その被害妄想が毎日続き、とうとう自分でもどうすればいいのかわからずに母親にあたってしまうことも何度かありました。
それを聞いた今のSHINYの代表理事、有川さんが僕を家から出してくれ、そこから有川さん達との関わりが始まりました。
最初はやはりそう簡単に信じられず、なかなか会おうとも思えず本気で拒絶をしたこともあります。
それでも有川さん達は僕のためにと真剣にかかわってくれました。そこから何度も葛藤し、何度も会話を積み重ねるにつれ少しずつ、少しずつ人への不信感は人との関わりの中で薄れていきました。
僕はその被害妄想をもっと人を信じ、思っていることを話し、疑問に思ったことは全て誰かに聞いてみることで解消していきました。そういうことの積み重ねと周りの人達の支えもあって僕は今、たくさん笑えています。
これからも人との関わりあいの中で成長し、今度は僕が誰かを支えられるように前に進んでいこうと思います。
2019年10月入会した恵さん
恵さん
私はSHINYの皆さんに出逢う前まで辛い、死にたいと毎日思っていました。自殺したいとも思っていました。
作業所へ通っていたのですが、段々と通えなくなってしまい、家にいるだけでほとんど何もしない生活が続いて、頭の中では悪口や命令などが勝手に浮かんで毎日が本当に辛くて嫌でした。
ですがSHINYの皆さんに出逢い、何か月も通わせていただくうちに自殺したいと思うことがなくなりました。辛い、死にたいと思うことも少なくなっていきました。
頭に勝手に浮かんでくる悪口や命令などはまだなくなりませんが…
SHINYの皆さんがいつも親身になって私の話を聞いてくださったり、お話ししてくださるお陰で今はそのことなどで辛いと思う時があってもSHINYの皆さんがいてくれると思うと気持ちが楽になり、私もいつかきっと良くなることができると希望を持つことができます。
SHINYでの就労の練習の際に、ハーバリウムやハーバリウムボールペンを初めて作らせていただいてから両親やSHINYの皆さんと相談をしたりして、家でハーバリウムを作らせてもらうようになりました。
ハーバリウムに集中している間は、頭に勝手に浮かんでくる悪口や命令などが少なくなり、気持ちが落ち着きます。調子が良いと沢山作ることができて楽しいとも思えます。
それに、何度かプレゼントや販売なども少しさせていただいたりして、家族や親戚、友達や知り合いの方達、SHINYの皆さんなど、少しずつですが人と関われることが増えていったことが嬉しいです。まだお話したことのない会員の皆さんのお話も聞かせていただいたりして、優しい方達なのだと思いちゃんと関われるようになりたいと思いました。
最近、SHINYの皆さんにも変わったと言っていただいたり、一番変わったことは両親がすごくニコニコするようになったことと言っていただいてそのことも嬉しかったです。
統合失調症という病気になってから6年程経ちますが、今まで私のような人間とこんなに真剣に向き合ってくださったり考えてくださる方達に出逢ったことがありません。今ではSHINYの皆さんのことをとても信頼しています。SHINYの皆さんに出逢うことができて本当に良かったと感謝しています。
まだまだ駄目なところばかりですが、これから少しずつでもSHINYの皆さんや会員の皆さんと前に進んでいけるように頑張っていきたいです。